物流クイズ(頭の体操)

●ここ数回、硬い記事が続いたので、物流クイズでちょっと一息、頭の体操をしてみたいと思います。

 私は実際に社内の研修や全国のマネージャー陣が集う会などで、午後の一番眠い時間帯の眠気覚ましや、講義のアイスブレイクなどで使用しています。

 では、さっそくチャレンジ!

●さて、どうでしょう?

 これまでの経験では、80人程度の参加者(物流会社勤務)で正解者は多くて2人、場合によっては0人という事もあります。でも問題自体は非常に簡単で、「あーなんだ」というレベルのものです。

●解答はこちら↓

【解説】

●「問い」の商品棚はズラッーと一列に3本並んでおり、途中のショートカットもできない状態で、ピッキングや棚入れなどの場合に歩行導線が長くなり作業効率が低下します。

 一方、「答え」の方は、商品棚が出荷レーンの導線方向と同じで、どこからでも出荷レーンにアクセスがしやすい配置です。また例えば一筆書きピッキングをする場合でも、ショートカットし易い等々、「問い」の配置とは効率面で決定的な違いがでます。

 この配置は、スーパーマーケットの商品棚とレジの関係と同じす。実際にこの問題の正解者は全員女性であったことからすると、日頃の経験や体験から答えを導きだしたのかもしれません。

 実生活の体験が生きる「物流」は女性の方が向いているという私の持論がさらに確信に近づいたエピソードでもありました。

 ※ちなみに、男性陣は荷捌きスペースや中断スペースの配置や面積などに言及する人が大半でした。確かに出題の図は突っ込みどころ満載ではありますが、商品の数量や大きさ、入出荷頻度などを設定していないので、荷捌スペースや中断スペースの配置や決定的な間違いではありません。

 尚、この物流クイズは、ある会合で豪州の大手物流会社の部長とお会いした際に、アイスブレイクでいくつか出題されたものの一つです。

 次回では、さらに別の物流クイズを紹介したいと思います。

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